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条例

豊岡市いのちへの共感に満ちたまちづくり条例

自治体データ

自治体名 豊岡市 自治体コード 28209
都道府県名 兵庫県 都道府県コード 28
人口(2015年国勢調査) 82269人

条例データ

条例本文

豊岡市とよおかしいのちへの共感に満ちたまちづくり条例じょうれい

平成24年6月27日

条例第40号

(ふるさとへの想い)

日本の空から一度は姿すがたを消したコウノトリが、ふたた豊岡とよおかの空に羽ばたきました。

田んぼの中に、実りを手にする人々の笑顔や子どもたちの姿すがた、そしてさまざまな生きものがもどりつつあります。

わたしたちのふるさとでは、家族や親戚しんせき、近所の人が一緒いっしょになっていね一株ひとかぶ一株ひとかぶをおろそかにすることなく収穫しゅうかくする風景があり、人と人とがつながり合うらしが大切にされていました。

(未来への責任せきにん)

今を生きるわたしたちは、改めて過去かこを見つめ直し、一人一人のいのち、一つ一つのいのちがかけがえのないものであること、すべてのいのちは自然界の一員としてつながっていること、そしていのちはたがいにささっていることを深く理解りかいし、まちづくりの基礎きそとして未来にいでいかなければなりません。

(いのちへの共感)

わたしたちは、みんな何かでつながっています。そして、一つ一つがたがいに大切な一員として結び付いて自然界を成しており、不必要といえるものは何もありません。

自分のいのちには、かぎりがあります。だからいとおしく、大切なものです。

自分のいのちに思いをせ、他のいのちに思いをせる。そのかえしの中から、いのちへの共感が生まれてきます。

(まちづくりへの決意)

戦争や大災害だいさいがいたれたいのちへの痛恨つうこんの思い、人権じんけん問題への真剣しんけんな取組み、偉大いだいなる先人たちの取組み、さまざまなことへ挑戦ちょうせんする人々の姿勢しせいへの共鳴、コウノトリの野生復帰ふっきから得られた人と生きものとの共生など、これまで豊岡とよおかが積み重ねてきた経験けいけんは、いのちへの共感となってつながり、大きなかがやきを放っていくものと信じています。

わたしたちは、これからのまちづくりの中で、さまざまないのちがつながる取組みを自らが実践じっせんし、「いのちへの共感に満ちたまちづくり」を広げ、深めていくことを決意します。

(この条例じょうれいが目指すこと)

第1じょう この条例じょうれいは、市が、いのちへの共感に満ちたまちをつくるための基本的きほんてきな考え方、方法や役割やくわりを定めます。また、市と市民(以下「わたしたち」という。)の協力と共感のもと、まちづくりを進め、未来にいでいくことを目的とします。

(基本的きほんてきな考え方)

第2じょう わたしたちは、次の基本的きほんてきな考え方にもとづき、「いのちへの共感に満ちたまちづくり」を進めていきます。

(1) かぎられているいのちを大切にします。

(2) いのちのつながりを広げ、深めていきます。

(3) いのちのつながりを未来へいでいきます。

(条例じょうれいの位置付け)

第3じょう 市は、この条例じょうれいの理念を、市が定め、実施じっしする基本的きほんてき計画の根底に置きます。

(市の役割やくわり)

第4じょう 市は、市民がらしと歴史の中で経験けいけんしたいのちへの共感を、さらに広げ、深めるために、市民と協働してまちづくりを進めます。

(市民の役割やくわり)

第5じょう 市民は、らしの中でたがいのいのちのとうとさ、家族・地域ちいきのつながりを大切にし、市や地域ちいき、学校、企業きぎょう等と広く連携れんけいして、生き生きとらせるまちづくりを進めます。

(取組みの方法)

第6じょう わたしたちは、これまで実践じっせんしてきた次のまちづくりを基本きほんに、具体的な取組みを進め、さまざまな分野の取組みと連携れんけいして広げていきます。

(1) いのちを守るまちづくり

(2) 一人一人を尊重そんちょうするまちづくり

(3) ふるさとを愛するまちづくり

(4) 挑戦ちょうせんする心を育むまちづくり

(5) 人と生きものが共生するまちづくり

(いのちを守るまちづくり)

第7じょう わたしたちは、かけがえのない日常にちじょう一瞬いっしゅんにしてうばった戦争と大災害だいさいがいを教訓に、地域ちいきのつながりやささいと平和な日常にちじょうの大切さを学んできました。わたしたちは、次のとおりいのちを守るまちづくりを進めていきます。

(1) 防災力ぼうさいりょくの向上を図るために訓練や研修けんしゅうを進め、災害さいがいに「公助」「共助」「自助」を連携れんけいさせ、災害さいがいに強い体制たいせいづくりを進めていきます。

(2) 生涯しょうがいを通じて健康で生きがいを持って、こころゆたかにらすことができる「歩いてらすまちづくり」を進めていきます。

(3) 安心して子どもを産み、育て、子どもたちの笑顔がかがやくまちをつくるため、まちぐるみで子育て支援しえん活動を進めていきます。

(一人一人を尊重そんちょうするまちづくり)

第8じょう わたしたちは、たがいのちがいをみとい、たくさんの人にささえられ、生かされていることを理解りかいし、すべての人が人として尊重そんちょうされるまちを目指して努力を続けてきました。わたしたちは、次のとおり一人一人を尊重そんちょうするまちづくりを進めていきます。

(1) 年齢ねんれい性別せいべつ障害しょうがい、文化等のちがいにかかわりなく、一人一人が持てる力を発揮はっきして、生き生きと社会に参加し、活動ができるユニバーサル社会づくりを進めていきます。

(2) 一人一人が地域ちいきの一員として、自発的かつ自律的じりつてきに男女共同参画社会づくりのための活動に参画し、人と人、家族や地域ちいき社会とのきずなを深め、たがいにささうまちづくりを進めていきます。

(3) すべての人が、人権じんけん侵害しんがいを受けることなく、生涯しょうがいを通じて健やかにらすことができるまちにするため、人権じんけん教育や啓発けいはつを進めていきます。

(ふるさとを愛するまちづくり)

第9じょう わたしたちは、いきぐるみで人とふるさとを育てるために「いのちの教育」や「村を育てる学力」づくりを学んできました。わたしたちは、次のとおりふるさとを愛するまちづくりを進めていきます。

(1) 一人一人がかがやき、ふるさとを愛する子どもを育む教育に取り組んでいきます。

(2) 生きる力、助け合う心を持った子どもたちを地域ちいき全体で育てる自然体験や農業体験を進めていきます。

(3) 地域ちいき活性化かっせいかやコミュニティ活動の促進そくしんを図り、地域ちいきらしさを生かしたまちづくりを進めていきます。

(挑戦ちょうせんする心を育むまちづくり)

第10じょう わたしたちは、大いなる好奇心こうきしんを持ち続け、不撓ふとう不屈ふくつ精神せいしんで未知の世界をひらいていく人々にしみない拍手はくしゅを送ってきました。わたしたちは、次のとおり挑戦ちょうせんする心を育むまちづくりを進めていきます。

(1) どんな困難こんなんっても決してくじけない心や、生きる力を育てるために、「子どもの野生復帰ふっき大作戦」等の取組みを進めていきます。

(2) 目標に向かって進む謙虚けんきょでひたむきな姿すがたや、人々にゆめと希望、そして勇気をあたえる創造的そうぞうてきな行動を顕彰けんしょうする取組みを進めていきます。

(人と生きものが共生するまちづくり)

第11じょう わたしたちは、コウノトリの野生復帰ふっきの取組みを通して、自然界のさまざまないのちがかかわり合って生きていることに改めて気付かされました。わたしたちは、次のとおり人と生きものが共生するまちづくりを進めていきます。

(1) 生きものと共生するまちづくりを進めるため、「生物せいぶつ多様性たようせい地域ちいき戦略せんりゃく」に取り組んでいきます。

(2) 安全・安心な農産物と多様な生きものを育み、環境かんきょう負荷の軽減けいげん配慮はいりょした「環境かんきょう創造型そうぞうがた農業のうぎょう」を進めていきます。

(3) 5月20日の「生きもの共生の日」を広め、いのちのつながりを大切にする啓発けいはつ活動に取り組んでいきます。

(4) いのちと環境かんきょうを守るため、持続可能かのうな自然エネルギーの利活用や省エネルギーを進めていきます。

(その他)

第12じょう この条例じょうれいに定めるもののほかに必要な事項じこうは、市長および教育委員会等が定めます。

 そく

この条例じょうれいは、公布こうふの日から施行しこうします。