民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律
法律名 | 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律 |
該当法令番号 | 平成十一年七月三十日法律第百十七号 |
参加規定が入った最初の改定年・番号 | 平成十一年七月三十日法律第百十七号 |
最終改訂年・番号 | 平成二五年六月一二日法律第三四号 |
特徴
提案者 | 事業者 | |
提案要件 | 所有者同意不要 | |
提案の取り扱い | 意見聴取の手続き | 無 |
審議会意見 | 聞かない | |
不採用の場合の理由通知 | 義務 | |
検討結果の公表 | ||
処理期間 | 無 | |
その他特徴など |
法律本文
第四条
政府は、基本理念にのっとり、特定事業の実施に関する基本的な方針(以下「基本方針」という。)を定めなければならない。
2 基本方針は、特定事業の実施について、次に掲げる事項(地方公共団体が実施する特定事業については、特定事業の健全かつ効率的な促進のために必要な事項に係るもの)を定めるものとする。
一 民間事業者の提案による特定事業の選定その他特定事業の選定に関する基本的な事項
二 民間事業者の募集及び選定に関する基本的な事項
三 民間事業者の責任の明確化等事業の適正かつ確実な実施の確保に関する基本的な事項
四 公共施設等運営権に関する基本的な事項
五 法制上及び税制上の措置並びに財政上及び金融上の支援に関する基本的な事項
六 その他特定事業の実施に関する基本的な事項
3 基本方針は、次に掲げる事項に配慮して定められなければならない。
一 特定事業の選定については、公共施設等の整備等における公共性及び安全性を確保しつつ、事業に要する費用の縮減等資金の効率的使用、国民に対するサービスの提供における行政のかかわり方の改革、民間の事業機会の創出その他の成果がもたらされるようにするとともに、民間事業者の自主性を尊重すること。
二 民間事業者の選定については、公開の競争により選定を行う等その過程の透明化を図るとともに、民間事業者の創意工夫を尊重すること。
三 財政上の支援については、現行の制度に基づく方策を基本とし、又はこれに準ずるものとすること。
4 内閣総理大臣は、基本方針の案につき閣議の決定を求めなければならない。
5 内閣総理大臣は、前項の規定による閣議の決定があったときは、遅滞なく、基本方針を公表するとともに、各省各庁の長に送付しなければならない。
6 前二項の規定は、基本方針の変更について準用する。
7 地方公共団体は、基本理念にのっとり、基本方針を勘案した上で、第三項各号に掲げる事項に配慮して、地域における創意工夫を生かしつつ、特定事業が円滑に実施されるよう必要な措置を講ずるものとする。
(実施方針の策定の提案)
第六条
特定事業を実施しようとする民間事業者は、公共施設等の管理者等に対し、当該特定事業に係る実施方針を定めることを提案することができる。この場合においては、当該特定事業の案、当該特定事業の効果及び効率性に関する評価の結果を示す書類その他内閣府令で定める書類を添えなければならない。
2 前項の規定による提案を受けた公共施設等の管理者等は、当該提案について検討を加え、遅滞なく、その結果を当該民間事業者に通知しなければならない。
(技術提案)
第十条
公共施設等の管理者等は、第八条第一項の規定による民間事業者の選定に先立って、その募集に応じようとする者に対し、特定事業に関する技術又は工夫についての提案(以下この条において「技術提案」という。)を求めるよう努めなければならない。
2 公共施設等の管理者等は、技術提案がされたときは、これについて適切な審査及び評価を行うものとする。
3 技術提案については、公共工事の品質確保の促進に関する法律 (平成十七年法律第十八号)第十二条第四項 本文、第十三条第一項前段及び第十四条の規定を準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。