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ステレンボッシュの会議で報告しました。

ステレンボッシュの会議で報告しました。

南アフリカ・ケープタウン近くのステレンボッシュで,2012年9月25日~28日に行われた環境会議で報告しました。ステレンボッシュといえば,ワインランド(写真1)。南アフリカ随一のリゾート地として知られています。会議自体もアサラ・ヴィンヤードの中にあるホテルで行われました。広大なブドウ畑の入り口は,厳重な警備が敷かれていて,ホテルのバルコニーからは,池の近くに集まるたくさんの鳥を観察することができます(写真2)。主催者の一つであるステレンボッシュ大学は,その歴史が17世紀まで遡るエリート校で,70年代まで,歴代首相は,みな同大学の出身とか・・・。

1. 会議会場にあるブドウ畑

2. つかの間の晴れ間
会議には,ケニア,タンザニア,ナイジェリア,ザンビア等,アフリカの国々とブラジルから,法務大臣や最高裁長官経験者,研究者,行政職員,数十人が集い,温暖化対策と人権問題等が話し合われました(写真3)。

3. 会議風景
私は,温暖化問題の司法コントロールの可能性というセッションで報告しましたが,今回もまた,日本の司法アクセスの保障が,アフリカ諸国と比べてもいかに貧弱なものなのかをを裏付けるさまざまな情報を得ることができました。南アフリカは,誰にでも環境公益訴訟の途が開かれていることで有名ですが,鉱山開発をめぐる環境団体訴訟では,アセスメントの瑕疵が争われることが多く,また,手続的な瑕疵はもちろん,最近では,持続可能性を十分に考慮していないことを理由に,許可が取り消される例が増えているそうです。日本では,仮に原告適格の問題をクリアしたとしても,裁量の壁にすぐに阻まれてしまいそうな話です。参加者の出身国で団体訴訟が認められていないのは,またもや日本だけ・・・。
本来は,雨期が終わり春になり,花々が咲き乱れる季節だそうですが,到着したときから何度か突然の嵐に見舞われ,これも気候変動かと参加者からため息が漏れました。そのような悪天候の下でも,夕方からは,日本に滞在経験のあるRanchod大使の計らいで正式のワインテイスティングも開かれ,南アフリカ独自に開発された品種・ピノタージュなどが,詳細な解説付きで供されました。最終日には,ケープタウン国立公園を駆け足で視察しましたが,多くの動物,花々と出会い,自然の豊かさの一端を垣間見ることができました(写真4~7)。

4. アフリカペンギン

5. 固有の花々

6. 喜望峰の荒々しい風景

7. ケープポイント

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